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  • 執筆者の写真Cielo

足元もおぼつかないのに



写真展が終わってホッとすると同時に

現実がひたひたと押し寄せてきた。


実は終わればこうなることはわかっていたが

忙しさにかまけ気が付かないふりをしていた。


ジンセイ何度目かのキョウセイシッコウだなあ。 こうでもしなければこの人(私)は動かないと。 セイタカアワダチソウが言ったとか言わないとか。


私を負の方向に引きこもとするものに。

背を向けて自らその場から離れるべし。

さもなければそのまま朽ちていくだけ。



弦が切れたままだったコムズを修理してもらった。

新しい弦を張ってもらったコムズは嬉しそうに唄った。

素朴で優しいコムズの音が胸に沁みた。



楽器はちゃんと奏でるべし。


そして私は歩き出そう。



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